【マダガスカルは文化遺産・自然遺産が混在している】
マダガスカルの世界遺産であるツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区は、自然保護、景観保護を目的とした保護地域。ツィンギとは、マダガスカル語で「先の尖った」という意味で、剃刀のような尖った岩が多数並ぶ特異な景観が広がっています。
この岩山は、石灰岩のカルスト台地が数万年かけて侵食され、形成したものと考えられています。中国の石林よりも細かく密集し、オーストラリアのピナクルズよりも密集しています。
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ツィンギでは降水があっても尖った岩と岩との隙間に吸収されてしまうため、植物は乾燥に強い珍しい種類のものが多数自生しています。近くに生えるバオバブも水を蓄えることができるように進化しており、ツィンギの周囲のサバンナには90種類を越える鳥類を始め、爬虫類や、キツネザルなど独特の動物も数多く生息しています。
アンブヒマンガの丘の王領地はアフリカのマダカスカルにある世界遺産で、首都のアンタナナリボの北東に位置するメリナ王国が最初にマダガスカルを統一した場所です。現在は歴史博物館として公開されています。
ここの名前は『青く美しい丘』を意味していて、王族発祥の地であるとともに信仰の場所でもありました。15世紀以降、ヨーロッパの国々がマダガスカル支配を試み、キリスト教を布教しましが、この丘は伝統宗教の聖地として維持されました。王領地は2.5kmにおよぶ二重の城壁と外堀に囲まれ、重い扉をもつ14の門で閉ざされています。
マダガスカルの世界遺産に登録されているマダガスカル国内の文化・自然遺産。
文化遺産:アンブヒマンガの丘の王領地 (2001年)
自然遺産:ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区 (1990年)・アツィナナナの雨林(2007年)