【奈良県・長谷寺】
モミジなどの紅葉に染まる境内の見事
例年の見頃:11月中旬~12月上旬
長谷寺(はせでら)は、奈良県桜井市初瀬にある真言宗豊山派総本山の寺。
山号を豊山、院号を神楽院と称する。本尊は十一面観音、開基(創立者)は僧の道明とされる。
西国三十三所観音霊場の第八番札所であり、日本でも有数の観音霊場として知られる。
寺紋は輪違い紋。
大和と伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす初瀬山の中腹に本堂が建つ。
初瀬山は牡丹の名所であり、4月下旬〜5月上旬は150種類以上、7,000株と言われる牡丹が満開になり、当寺は古くから「花の御寺」と称
されている。
また『枕草子』『源氏物語』『更級日記』など多くの古典文学にも登場する。
中でも『源氏物語』にある玉鬘の巻のエピソード中に登場する二本(ふたもと)の杉は現在も境内に残っている。
大和七福八宝めぐり(三輪明神、長谷寺、信貴山朝護孫子寺、當麻寺中之坊、安倍文殊院、おふさ観音、談山神社、久米寺)の一つに数
えられる。