【第 7位 カナダ・イエローナイフ】
一度は、肉眼でオーロラ見てみたい!!
冬のイエローナイフに3日間滞在すると9割以上の確率でオーロラに遭遇できるという。
星空にぼんやりと見えた淡い光の筋は、やがてエメラルドグリーンの帯となって天空の半分を覆った。
光の帯が質の良いシルクのように柔らかく揺れる様子から、天の羽衣という言葉が思い浮かぶ。
オーロラとはローマ神話の曙の女神の名であるけれど、この壮大な自然現象を見ると神聖な気持ちになるのは、昔も今も変わらないようだ。
北極線まであと500キロの北の街、イエローナイフはオーロラ観賞の名所として知られる。
発光現象が起こるメカニズムを理解しておくと、この街でオーロラがよく見える理由を理解しやすいだろう。
太陽が発したプラズマの流れ(太陽風)は地球へ向かう。ここで地球の磁気(地磁気)がバリアの役割をして太陽風をはね返す。
この過程で電気が生まれ、上空の酸素などの分子、原子が電気を帯びる。
通常よりエネルギーを蓄えた粒子が、元の状態に戻るために光を放出するのだ。
イエローナイフは特にオーロラが頻繁に発生するエリアの中心に位置する。
また、冬場は晴天が多くて空気が乾燥することも好条件。
発光現象は高度100キロ以上と、雲よりはるかに高い位置で起こるため、曇るとオーロラが見られないからだ。イエローナイフが平らな土地で、オーロラが山に隠れる心配がないことも観賞には有利だ。
オーロラの色に違いがあることは、科学的には明らかになっていない。
秋は波形が少ない比較的シンプルな形が多い。冬は出現率がもっとも高く壮観な眺め。
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