【第11位 カナダ・ナイアガラ】
世界三大瀑布と称される ナイアガラの滝
世界三大瀑布のひとつであり、カナダ有数の観光名所でもあり、地質学上の驚異とも言えるナイアガラの滝。
大自然によって創造された力強さと美しさを感じさせる大瀑布は世界中の人々を魅了し続けている。
この滝をひと目見ようと毎年1400万人もの観光客がナイアガラを訪れている。
ナイアガラの滝が形成されたのは、12000年前と推定されている。滝の端は現在より11キロも下流にあったとされており、水の流れの調節が始まる1950年代まで、滝のふちは浸食により毎年3センチずつ後退していたらしい。
「ナイアガラ」の語源についてはさまざまな説がある。観光案内やガイドブックでは、先住民の言葉で「雷鳴の轟く水」を意味すると紹介されているが、これには学術的な根拠はないようだ。
ただ、ナイアガラ・フォールズで聞こえてくる轟音を耳にすると、その呼び名はピッタリだと感じてしまう。もしかしたら先住民はコピーライティングのセンスがあるのではないかと考えたりしてしまう。
ナイアガラの滝は、国境のカナダ側にあるカナダ滝(ホースシュー滝)とアメリカ側にあるアメリカ滝の2つの滝から成る。
その大きさは、カナダ滝が落差52m、幅675m、そしてアメリカ滝は落差34m、幅320m。
数字を聞くだけでも大きいと感じるが、実際にこの場所を訪れるとそのスケールと迫力に圧倒される。