【第28位 オーストラリア・ヒリアー湖】
西オーストラリア州は非常に珍しいピンク・レイクの宝庫です
ヒリアー湖(Lake Hillier)もピンク色をした湖の1つで、エスペランス(Esperance)沖のルシェルシュ群島(Recherche Archipelago)の中で最も大きいミドル島(Middle Island)にあります。
ヒリアー湖は全長600mで、上空からだと桜色に見えます。
砂で縁取られ、さらにその周りをペーパーバークとユーカリの木々が茂った森で囲まれています。
植物に覆われた幅の狭い砂丘によって、青い南洋と隔てられています。
湖の色がピンクである理由は、完全には解明されていません。
科学者は、塩殻に生息する細菌が作り出す染料による色ではないかと推測しています。
エスぺランスは、ケープ・ルグランド国立公園(Cape Le Grand National Park)、ストークス国立公園(Stokes National Park)、ケープ・アリッド国立公園(Cape Arid National Park)の玄関口でもあります。
エスぺランスは、から南東へ720kmの場所、西オーストラリア州の南岸にあります。
パースから車で8時間、飛行機で2時間です。
ミドル島のピンク・レイクについて書かれた記事は、冒険家マシュー・フリンダーズ(Matthew Flinders)の1802年の日誌にさかのぼることができます。
フリンダーズは、周辺の海を見渡すためにミドル島の頂上(現在のフリンダーズ・ピーク(Flinders Peak))まで登ったときに、この珍しい湖を偶然発見しました。
ミドル島とピンク色のヒリアー湖は、手付かずの自然の中にあります。 この湖は上空からしか見ることができません。
あわせて エスぺランス発のクルーズに参加して、ルシェルシュ群島と多くの野生生物を観察することもできます。