【第34位 ベネズエラ・カナイマ国立公園のエンジェル・フォール】
世界最長の滝がおちる
エンジェルフォールは、南アメリカ大陸北部のギアナ高地にある世界最大級の滝。
行政上は、ベネズエラのボリバル州グランサバナ のカナイマ国立公園内に所在する。
世界最大の落差 979 m / 3,212 ft を誇る滝として著名。
標高約2,560mのアウヤン・テプイ(先住民の言葉で悪魔の山)からは、落差979mもの世界最長の滝エンジェルフォールが落下。
その高さゆえ、滝の水は途中で霧となって飛散してしまうため滝壺がありません。
1936年、機上から偶然この滝を発見したアメリカの冒険家ジミー・エンジェルの名を冠したともいうエンジェルフォール。
とりわけ6〜11月の雨季は水量が増し圧巻。
ほとんど垂直の絶壁で隔絶されたテーブルマウンテンの上部は、まさに陸の孤島。
岩だらけの世界で生物は独自の進化を遂げ、原始的なカエルや食虫植物など、多くの固有種が特異な生態系を形作っています。
発見された生物の80%近くは固有種とも。異種が多い鳥類や昆虫類は、今も全容解明に至っていません。
ここには、人類がいまだ足を踏み入れたことのない「最後の秘境」が広がっています。