【第41位 ベネズエラ・ギアナ高地】
地球最後の秘境
ギアナ高地(ギアナこうち)は、南アメリカ大陸の北部、オリノコ川、アマゾン川、およびアマゾン川の支流の1つ、ネグロ川に囲まれた地域に存在するコロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ、ブラジルの6か国と地域にまたがる高地帯である。

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ギアナ高地の中心部にあるカナイマ国立公園は、面積約3万平方キロメートルで日本の中国地方に匹敵する。
一般には、オリノコ川とエセキボ川に囲まれた地域に点在するテーブルマウンテン(テプイ)を指して使われる。
ギアナ高地は、ギアナ楯状地ともよばれ、ほぼ垂直に切り立ったテーブルマウンテンが数多く点在する。
その数は、100を超えるといわれている。標高の高いテーブルマウンテンは、ギアナ高地内でもエセキボ川の西側に多くあり、ネブリナ(3014m)、ロライマ山(2810m)などがある。エセキボ川の東側のテーブルマウンテンは比較的小規模で標高は1000m以下のものが大多数を占める。
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エンジェルフォールテーブルマウンテンの1つ、アウヤンテプイには、世界最大の落差を持つ瀑布、エンジェルフォールがある。
同じくテーブルマウンテンのひとつ、サリサリニャーマには、現在確認されているだけで8つの大穴が空いており、最大のものは直径・深さとも350mある。
あまりの深さのために、鳥類(アブラヨタカなど)の往来を除いて穴の内部と外部はほぼ隔絶されており、独自の生態系を築いている。