【第95位 マダガスカル・バオバブ街道】
日が沈むときは本当にずっと眺めていられるほどの絶景です
「星の王子様」で有名なバオバブは主にアフカ陸に生息しますが、その中でもマダガスカル固有のバオバブが多数あります。
思わずほっこりするような変わった形のバオバブを見たり、夕焼けに染まるバオバブをご 覧 い ただ い たりと、バオバブの世界にどっぷりと浸かっていただきます。
独特のカタチを持つバオバブは世界に9種類あり、なんとそのうち8種類はマダガスカルに存在するのです。
現地では、果肉は貴重な食料であり、樹脂は油として活用され、若葉から取り出す汁も飲料として活用されています。
バオバブ(はアオイ目アオイ科バオバブ属の総称のこと。
サバンナ地帯に多く分布する。幹は徳利のような形をしており、高さは約30メートル、直径は約10メートルに及ぶ。
最大のものは南アフリカのリンポポにあり、高さ47m、直径15mである。
年輪が無いため樹齢を知ることは難しいが、数千年に達すると言われ、放射年代測定は可能である。
中は空洞になることが多い。葉は幹の上部につき、乾季に落葉する。花は白色で大きい。
果実はヘチマのように垂れ下がり、堅い。
果肉は食用・調味料とされ、セネガルでは「サルのパン」と呼ばれる。ビタミンCがオレンジより多く、カルシウムも牛乳より多いと言われる。
さらに種子からは油が採集できる。
また、若葉を野菜として利用する。樹皮は煎じて解熱剤に用いられるほか、細かく裂いて編めば強靭なロープを作ることができる。