【第100位 アルゼンチン・ウマワカ渓谷】
「虹の谷」「七色の丘」などと呼ばれる美しい地層
ウマウアカ またはウマワカ(Humahuaca)はアルゼンチン北部のフフイ州 (Jujuy)にある町。
1591年にフアン・オチョア・デ・サラテ (Juan Ochoa de Zárate)により作られた。
インディオの言葉である「オマグアカ (omaguaca)」が町の名前の由来であるといわれる。
かつての植民地時代の名残である、教会や役場や独立記念碑などが町を特徴づけている。
石畳の街道や街灯、赤茶けた泥レンガの家の壁も植民地時代のまま残っている。
この町の最大の行事は、8日間も続くカーニバルである。
ウマウアカのカルナバルを歌ったフォルクローレ、エル・ウマウアケーニョ(ウマウアカから来た男もしくはモノ)は、アンデスのフォルクローレの中でも特に有名な曲の1つである。
町の観光名所はウマウアカの谷である。
ウマウアカの谷は2003年7月23日にユネスコによって世界遺産(文化遺産)に登録された。
その美しい景観や、植民地時代とそれ以前の時代の集落が、コージャ(アンデス高地に住む人々)の文化を伝えていることが登録の理由とされた。