日本のパワースポット特集【宮城 仙台東照宮】
仙台東照宮は、宮城県仙台市青葉区東照宮にある徳川家康をまつる神社。
承応3年に仙台藩2代藩主伊達忠宗が創建した。正式名称は東照宮。
明暦元年より神輿渡御を斎行しており、2018年には御遷座365年を記念して行われました。
仙台駅より北へ2kmほどの場所にあり、承応3年(1654)、二代藩主伊達忠宗が、幕府への忠誠心を示すために建立したといわれています。祭神である徳川家康が葛西大崎一揆の巡視の際この地で休息をとったことにちなんで、この地が選ばれました。
石鳥居をくぐり、背の低い石灯籠が立並ぶ緩やかな石段を登ると重厚な随身門の奥に社殿があります。
この東照宮は、久能山や日光の東照宮が権現造りであるのに対し、本殿・拝殿を別棟に配している点で著しく様式が異なっています。
本殿・唐門・透塀(すきべい)・鳥居が国の重要文化財に指定されており、随身門と手水舎が宮城県の文化財に指定されています。
いずれも承応3年の創建で当時の最高技術がいかされています。
鳥居も備前岡山から石材を取寄せし社殿の建造に大工延べ13万人、人夫58万人、費用は二万二千五百両を費やしたといわれ伊達文化の粋を集めたものとなっています。
以降伊達家の守護神として崇敬され明暦元年(1655)より毎年9月17日を祭典日と定め、藩内最大の祭りとして江戸時代末期まで仙台祭りとして盛大に行われていました。
現在も仙台祭は1921年に再興され、1984年以降5年に一度、神輿渡御として行われます。