日本のパワースポット特集【島根 出雲大社】
縁結びの神・福の神として名高い「出雲大社(正式な読みはいづもおおやしろ)」は、日本最古の歴史書といわれる『古事記』にその創建が記されているほどの古社で、明治時代初期まで杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていました。
主祭神はだいこく様として馴染みの深い「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」で、『古事記』に記される国譲り神話には、大国主大神が高天原の天照大神(あまてらすおおみかみ)に国を譲り、その時に造営された壮大な宮殿(※)が出雲大社の始まりといわれています。
出雲大社には「大きなもの」がたくさんあります。御本殿や神楽殿、神楽殿の大注連縄、日本一おおきな国旗(畳75畳分(約14m×9m)、ポールの高さ47m)など、いずれも規格外の大きさです。
出雲大社御本殿は現在も神社建築の中では日本一を誇りますが、平安時代には現在の約2倍の高さ、48mあったといわれています。この巨大神殿は長い間伝説とされていましたが、2000年に出雲大社境内遺跡から当時のものとされる柱が発見され、神殿の存在を証明するものとして注目されました。
(実際に発掘された柱は、出雲大社宝物殿及び古代出雲歴史博物館でご覧いただけます。)
主祭神の大国主大神は、とにかく大きいものを好まれたのでしょうか?雄大な雰囲気の漂う出雲大社は、「大いなる国の王」の名を持ち、福徳の神でもある大国主大神のおおらかさを表現しているようです。