Top 100 cherry blossom spots in Japan
【岩手・高松公園の桜】
上田堤が造られたのは,南部26代藩主信直公が三戸より盛岡に移り,盛岡城築城を開始した慶長年間から寛永年間といわれています。
当時,上田方面は湿地帯で,池方面からの浸水が町づくりの大きな障害となったため,治水を目的として,上田に三段の堤防が築かれました。
この上堤,中堤,下堤のうち,最も大きかった中堤が,現在の高松の池となって残っています。
上田堤付近は南部公の鷹狩りの場であり,また,松林の美しさが有名であったことにちなんで「高松の池」と名付けられたと伝えられています 池の周辺に
は,数100本のサクラが植えられて,サクラの名所とされてきましたが,1949年(昭和24年)頃から本格的に公園整備が進められ,ボタン園・アヤメ園・バラ園
などが整備され,自然豊かな風致公園として市民に親しまれています。
日露戦争の勝利を記念して,1906年(明治39年)に記念栽桜会によりサクラの記念植樹が行われ,それ以来サクラの名所として知られてきました。
現在池周辺には約800本数種類の桜が植えられており,1989年(平成元年)には「日本のさくらの名所100選」(財団法人日本さくらの会)に選ばれました。
見頃 4月中旬~4月下旬