Top 100 cherry blossom spots in Japan
【青森・弘前公園の桜】
公園として開放開始、明治28年(1895年)には、陸軍火薬庫・兵器廠として使用された三の丸を除いた区画が、公園として弘前市民に開放されました。
以後、第二次大戦の戦災もまぬがれた弘前公園は、市民の憩いの場として、そして津軽地方の観光の中心地として全国から多くの人が集う名所となり、今に至っているのです。
四季折々、イベントが開催
園内には、天守をはじめ今も藩政時代の面影を残す櫓や城門などの遺構が残されています。これだけの規模の城郭が史跡ごと、往時の姿を留めつつ公園として開放されている例は、全国でもあまり見ることがありません。
現在では、春には日本一の呼び声高い桜祭りが、秋にはお濠や天守の白壁も真っ赤に染める紅葉まつりが、そして冬には巨大雪像やミニかまくらも多数作られる雪灯籠まつりが催され、夏に市内を運行するねぷた祭りとあわせて、四季を通じたイベントの舞台となっています。
岩木山と並んで、弘前市民のシンボルである弘前公園。
弘前公園二の丸にあるソメイヨシノは、旧藩士の菊池楯衛から1882(明治15)年に寄贈されたもので、現存するソメイヨシノでは日本最古級といわれる。
なおソメイヨシノは成長が早いわりに寿命が60年から80年とされていたが、弘前公園には樹齢100年を越すソメイヨシノが400本以上あり、多くの専門家から管理技術が日本一と称されている。
なお敷地面積が約49万2000平方メートルの弘前公園には、シダレザクラやヤエザクラなど52種、約2600本の桜が咲き、さくらまつりの開催時期に合わせてライトアップを実施。
光り輝く弘前城天守と夜桜の対比は圧巻だ。
見頃 4月下旬~5月上旬