Top 100 cherry blossom spots in Japan
【北海道・五稜郭公園の桜】
星型城郭「五稜郭跡」は国の特別史跡に指定されている。
戊辰戦争最後の戦い、箱館戦争の舞台となった。春は桜の名所、冬は堀の周りをイルミネーションが彩る。
復元された箱館奉行所も見もの。
公園として一般開放された1914(大正3)年に、当時の函館毎日新聞社が発刊1万号を記念し、10年かけて約1万本のサクラの木を寄贈・植樹。
2010(平成22)年に復元公開された箱館奉行所の横に建立されている碑で、その功績を確かめることができます。
現在では約1600本が花を咲かせています。
公園の管理者によると、正面から入園して一の橋を渡り切った右手の土手にあるサクラが、周囲に日を遮るものがないためか、特に見栄えがするとか。
また、散り際には堀の水面が花びらで覆い尽くされる「花筏(はないかだ)」も見られ、開花時とはひと味違った趣を楽しめます。
大型連休前後には花見に集う市民であふれ、賑やかです。なお、函館のサクラの開花状況は、裏門の橋付近の標本木(ソメイヨシノ)で観測されます。
サクラ以外にも、フジ、ツツジ、スイレンなどの花も見事。
堀の外周は一周1800メートルほどの遊歩道になっていて、ジョギングやウォーキングを楽しむ市民の姿も多く見られます。
冬は、凍った堀に雪が積もって幽玄の世界に。
四季折々に美しい景色が眺められる五稜郭公園。函館にお越しの際はぜひ、ゆっくり散策してみてください。
見頃 4月下旬~5月上旬